金曜小学高学年クラスです。
この日はちょうど2013年第3回英検合格発表日。
こちらのクラスでは
小学5年のMちゃんが英検3級1次
小学3年のAちゃんと小学6年のNくんが英検準2級1次に無事合格しました。
みんなおめでとうございます。
2次に向かってしっかり勉強してくださいね・・・!
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さて本日のお便りです。
こちらのクラスで使用している会話テキストはこちら。
こちらのテキストは
・「高校・大学の会話クラス」用のテキスト。
・スピーチコンテスト用のテキスト
と説明書きが書いているだけあって、小学生向けのテキストとしてはそんなに簡単なものではないかもしれません。
しかし中身はといえば、「自己紹介」「人の紹介」「道具の使い方」「レイアウト説明」「book review」など小学生にも十分理解できるよう内容です。
そしてある程度のスピーチ学習を終えたお子さんが扱うにはなかなかいい内容のテキストだと思っています。
というわけでこちらのテキストの3つのおすすめポイントをご紹介したいと思います。
おすすめポイントその1「聞く人に親切でない音源」多くの小学生向けのスピーチテキストの音源はきれいな声でわかりやすく話したものが多い中、こちらのスピーチの声はとても速く、くせのある声でまくしたてております。
全く子供たちに「親切でないこの音声」。
しかしそれだからこそが実践的ではないかな・・と思います。
子供たちも「この間学校に来た外国の人もくせがある話し方。結構そんなものだよね」とのこと。このクセのある声、なかなかツボです。
おすすめポイントその2「いろいろな話し方がOKであるところ」たとえば自己紹介をするとき。
本来はいろいろな言い方があると思います。
ですが、子供向けのスピーチテキストではお手本とする言い方はたいてい1種類。そうなると子供たちはその1種類しか使いません。
こちらのテキストですが、一つのことを話すときに2~3種類の言い方を紹介しているので、子供たちはその中から気に入った言い方を使うことができます。
おすすめポイントその3「子供たちが予測できない内容であること」子供向けのスピーチテキストは子供向けに作っているだけあって、たとえ英語で話していても子供たちなら大体その意味はわかります。
それに対してこちらのテキストは子供たちが予測できないことがたくさん載っています。
たとえば自己紹介のページ。
4人の男女が自己紹介をしますが、出身地はアメリカのある都市であったり、ヨーロッパであったり、アジアであったり。
なりたい職業も好きなこともばらばら。
スピードも速く、くせもあるそれぞれのスピーチは全く子供たちに「親切」ではないと思います。
でもこれがリアルじゃないかと思います。
「言っていることがあらかじめわからない」。
だから必死に集中して音を聞き取ろうとうする。のんびり聞いているだけじゃ実生活じゃ何も聞き取れません。
そんな緊張感を子供たちに学んでもらいたく、kikiはこのテキストを選んでおります。
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さて、そんな「親切でない」テキストを使って今回行ったレッスンは"Gone with the wind"のbook review.
"Gone with the wind"は大人にとってはあまりにも有名な「風と共に去りぬ」のことですが、子供たちに聞いてみたところ、全員が内容を知らないとのこと。
Book reviewを話している男性ですが、4人の登場人物の恋愛関係と物語の流れをかなりの速さで話していきます。
子供たちはスピーチを聞いて正しい答えを書いている文章に次々とチェックを入れていかなくてはいけません。
2回目はkikiの方から英語で4人の登場人物の名前と関係だけを英語で伝え、もう一度CDを流します。
おぉ、結構みんな聞きとれるものですねぇ~!!
ちなみにBook review2つ目の問題は"Little prince"。こちらのお話の内容も誰もわからないまま問題に答えてもらいましたが、みんなよくできていましたよ。
分からないことを聞き取るにはやはり「コツ」があるのです。
ぜひコツをつかみ、どんどん新しい言葉の波に飛び込んでいってくださいね。