火曜2歳児クラス2です。
仲良しのSくんとAくん、今日はお揃いのトップスです。
それでは元気にレッスンを始めましょう!
さて今月は2歳児クラスにはCTP絵本の“Where is your tooth?”の読み聞かせをしています。
こちらの絵本、抜けた歯を探してお子さんが家族のメンバーに聞いてまわるもの。
イラストのタッチもかわいらしく、外国ならではの“tooth fairy”も登場します。
レッスンの終わりにA君ママよりこんな質問。
「今月の絵本はあまり興味を示さないようなのですが、こんなときはいろいろと日本語で説明してもいいのでしょうか?」
とのこと。
この「日本語で説明していいのか」という話はたぶん英語絵本をおうちで読んでいるどのご家庭でも一種の「永遠のテーマ」だといえますよね
ということで、今日は日頃のレッスンを通じてkikiが思うところをまとめてみたいと思います。
まず結論からいうと、答えは「お子さん一人一人によって違う」ということです。
絵本を教室で子供たちに読み聞かせるとき。
お話を聞く子供たちの様子は本当にそれぞれです。
お話を理解できるお子さんもいます。
イラストの助けを借りて大体こんな話なのかなと理解するお子さんもいます。
一部の言葉の表現にクスッとしたり、イラストの中でお気に入りのものを見つけてそれが気になるお子さんもいます。
はっきりとした日本語の意味を知りたいお子さんもいます。
kikiは基本的には日本語を介さず絵本を読み、日本語の説明は加えません。
それでも時折、言葉や文化的背景をちょっと説明をすることはありますが、あまり突き詰めて説明はしない程度。
それは
お子さんが本から受けた気持ちをそのままにしておきたいからであり、
英語の文は英語のまま理解する習慣を子供たちにつけてもらいたいという気持ちがあるからです。
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教室の場合はその本を使っていろいろなアクティビティを行いますので、本の世界観を少しずつ体験することによって絵本の内容が少しずつ身近に感じられるようになってきます。
子供たちも最初の頃はぼんやり理解している内容も2、3回と本のページを開いていくうちにしっかりと本への理解度を深めていくようです
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さて、さきほど本を読んだあとに意味を「日本語で聞いてくる」お子さんのことを書きましたが、実はこういう「理論派」は教室にも何人かいます。
そのお子さんへの接し方としては
・「すべてを説明するのではなく」
・「すべてを教えないのではなく」
kikiの場合は、「どう思った?」とお子さんへの意見を聞いてみるようにします。
というのは、こういう理論派のお子さんは多くの場合、「自分の考え」があり、語ってくれるタイプが多いからです。
「えっ、分からないよ」・・・ともし言ったならこちらのの率直な感想をいうのもいってみる。
そんな時間を持つようにすると、お子さんは次第に自分の意見を言うようになってきます。
ちなみに教室の場合はメンバーがいるので、
「えっ、こういうことだよぉ~」
「私はこう思うよ~」とみんなの意見が飛び交っています。
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そして最後に親子クラスのお子さんの場合ですが・・・
もし興味を示さなければ、それはそれでしばらくその本を「おいておく」のも一つの手だと思います。
小さいお子さんは好きな本とそうでない絵本、まだまだ自分のこだわりがつよい時期にいます。
それでも読み聞かせてもらった絵本をふとしたときに思い出すこともあります。
小さいころはいろいろなジャンルの絵本に触れることが心を豊かにするには何よりも大切。
ちょっとヒントを与えたり、時には一緒に感想をいうレベルで、お子さんの英語絵本への受け止め方を尊重してあげてくださいね。